国宝の妻沼聖天山/本殿を拝観!極彩色の建築彫刻を写真に収める

7/16/2025

雑記

国宝の妻沼聖天山

今回、紹介する観光スポットは埼玉県北部(熊谷市妻沼)に位置する「妻沼聖天山/しょうでんざん」になります。日本の誇れる国宝を写真に収めるのは人生初となり、訪れる前からかなり興奮気味でした。登録名称は「歓喜院聖天堂」となっており平成24年7月9日に国宝指定

埼玉県熊谷市にある妻沼聖天山

(県内の建造物としては第1号)とありました。最寄駅については「JR高崎線の熊谷駅」となりますが、妻沼聖天山までの距離は約11kmもあるので徒歩では厳しいかもしれません。※駅前からバスがあるとの事。※無料の駐車場あり/約300台。場所的に約500mほど北上する

と利根川が流れており、橋を渡ると群馬県/県境なのでそれなりに遠いかもしれませんが「国宝の本殿はかなり見応えがあった」ので来た甲斐があったと言わざるを得ませんでしたね〜

妻沼聖天山の貴惣門

県道341号線沿いに参道の入り口があり、石畳の道を進むと「国指定の重要文化財:貴惣門」が見えてきました。 正面から見ると不思議な屋根の形をしていますが、横から見ると

更に見た事がない複雑な造りに驚きました。高さもあるので圧倒されましたね〜。 ※案内板によると「側面(妻側)に破風を三つ重ねた類例の少ない奇妙な形式に特徴」とあります。

妻沼聖天山の持国天と多聞天

こちらの門では「二天王像の持国天と多聞天」がスポットライトで照らされておりましたが全面は金網フェンスで覆われている事もあり撮影するには難しい被写体となりました…。

妻沼聖天山の仁王像

更に進んだ先にある仁王門では阿吽の金剛力像を拝見する事が出来ました。こちらについてはフェンス無しながらも高さと柵が設置されているので何とも言い難いかもしれません…。

妻沼聖天山の斎藤別当実盛公/銅像

鏡を見ながら思いにふける姿の「斎藤別当実盛公」の銅像がありました。冊子によりますと「治承3年(1179年)に当山を開創された」と書かれておりました。思ったよりも妻沼聖天山の境内は広く、色々と見どころがあったので散策しながら本殿へと向かいました。

妻沼聖天山の大師堂

こちらは「大師堂 ※関東88カ所霊場第88番結願所・幡羅88カ所第13番の札所を兼ねている」となっており、大きな達磨と縁結びご利益の「ゆるキャラ:えんむちゃん」人形が飾られておりました。奥には存在感のある白色の象と馬(神馬)の像が並んでおりました。

妻沼聖天山の写真

全体的にご年配の観光客の方々が多かったので、かなり渋めのスポットかもしれませんが神社仏閣巡りが趣味だった事もあり個人的は楽しめましたね〜。※名物はいなり寿司とあり!

妻沼聖天山のご利益

こちらは県道59号線沿いの別入り口にある石灯篭には、鬼らしき姿/邪気がヒョッコリと見えました。中心部の柱に抱きついている様子は、対にある灯篭にも確認する事が出来ました。

妻沼聖天山を観光する

鐘楼や明王の滝エリアには「平和の塔」が建っており、川の流れのある場所には朱色の鮮やかな橋(アーチ状)が架かっておりました。とにかく境内は広かったので、なかなか本命の社殿にはたどり着けませんでしたね〜。※撮影しながらだったので時間はそれなりにかかる

妻沼聖天山を撮影する

ちなみに所要時間については約1時間くらいとなっており、行きと帰り道では「この他のスポットにも立ち寄っている」ので急ぎ足となりました。相変わらず予定を詰め込み過ぎている

妻沼聖天山の本殿

こちらの画像にある拝殿左手の入場受付にて「拝観料は1人 700円」の支払いを済ませると、いよいよ絢爛豪華な建物が目の前で見学する事が出来ます。※受付時間については平日10:00~15:00・土日祝日9:30~16:00となっておりました。※団体割引あり/630円

聖天山 歓喜院の彫刻

ここまでの見事な彫刻や華やかな色彩を間近で見た事がなかったので、感動しながらもカメラを構えていると後ろの方から声が聞こえて来ました。 後10分くらいで専属ガイドの方から説明が聞けるとの事でしたが、ある問題が気になっていたので今回は遠慮いたしました…。

訪れた当日の天気は曇り後雨だったので、あまり時間をかける事が出来ませんでしたね〜。今にも降りそうな曇天な空でしたが、結局家に着いても降る気配は無く何とも言い難い結果になりました…。しかし、逆に曇り空だったので写真の陰影のバランスが良かったかも?

聖天山 歓喜院の写真

忙しなくシャッターを切っていた為か、質より枚数の方を優先したので何とも言えない写り具合となりました。  柱には龍と躍動感のある波・その間には表情の異なる獅子・斗栱の上部に座っている猿など、黒色と金色を基本としているので極彩色がより際立っておりました。

聖天山 歓喜院の拝観料は700円

拝見するには充分過ぎるくらいに堪能出来ましたが、撮影するには歩けるスペースが限られているので全体を収めるには難しいと思いました。柵があるので後ろに下がる事が出来ない為

聖天山 歓喜院を参拝する

国宝となる妻沼聖天山の本殿全体を収めるには手厳しいと感じたので、部分的に寄りで撮影した方が良いと感じましたね〜。見上げる事で収める事は可能ですが歪んでしまうので…。

聖天山 歓喜院は距離的に遠い

余談として平成15年から23年の8年間を要して保全修理工事が施され「総工費は何と13億5000万」との事です。高いのか安いのか分かりませんが、スケールとしては計り知れないものがありました。※埼玉県熊谷市の公式サイトでは修繕前の建物が掲載されておりました。

聖天山 歓喜院のアクセス方法

社殿の拝殿(お賽銭箱がありお参りをする建物)は見学する事が可能となりますが、奥にある「幣殿+本殿」は基本的に立ち入り禁止が多いので今回は貴重な体験ができましたね〜。

妻沼聖天山の狛犬

今度はもう1つの目的である狛犬探しをしました。広い境内には3対が奉納されており、特徴的には似たり寄ったりでしたが全く別の物でした。※1種類のみ「文政7年 甲甲 九月吉日」の文字が確認出来ました。大きさはどれも良く見る中型サイズ/正面を見て向かい合っている

妻沼聖天山の風景

ちょっとした広場にはパンダ&ライオンなどの遊具が設置されておりました。単体だけで撮影すると思ったよりもシュールかもしれませんね〜。意外と好きな被写体となりました…。

妻沼聖天山の歓喜院本坊

約300m程離れた場所にあるのが「聖天山 歓喜院本坊」になります。観光客の方々は意外と少ない方でしたが、せっかくなので拝見して来ました。猫の姿がちらほらとありましたよ〜

妻沼聖天山の水琴窟

石碑横には「水琴窟」とありましたが、以前聞いた事のあるワードを頼りに耳を近づけて見ると言葉では言い表せない風情のある音色が聴こえてきました。 地中にある空間に水滴が

落ち、その反響によって音が鳴る仕組みとなっておりましたが、とても繊細な音なので静寂な空間でなければならないと思いました。※普通の生活音程度でもかき消されてしまう。

妻沼聖天山の近くにある大我井神社

毎年8月27日に行われる火祭りの様子をテレビにて見かけたので帰り間際、近くにある「大我井神社」に寄って来ました。今回は時計を見ながらでは無く、空の様子をうかがいながらの状況だったは意外と気疲れしました。もっと撮りたい欲を抑え我慢しながらだったので…