川越歴史博物館では本物の刀と火縄銃を持たせて頂き重さを実感!

2023/12/01

雑記

川越歴史博物館を観光する

貴重な文化遺産を伝える川越歴史博物館は、テレビで紹介されている事もあり隠れた観光スポットだと言わざるを得ません!各階毎の展示内容は異なり定期的に入れ替えを行っているので、歴史好きにとっては毎回楽しみが増えるかも。

場所は「埼玉県川越市久保町11−8」となっており、最寄駅となる「本川越駅 ※西武新宿線」から約1.2kmほどの距離があります。目印としては成田山川越別院(本行院)の入り口向かい側に川越歴史博物館があります。

川越歴史博物館の入館料は500円

入館料は500円・開館時間は10時から17時まで・休館日は無休とありました。さて、訪れたのはコロナ禍前となっており、現在の状況を詳しく調べてみると残念な事に「去年の2022年12月に閉館」となってしまった模様です…。

何とも言い難い出来事となりましたが、少しでも参考になれば嬉しいです。紹介している内容は数年前の事となりますのでご了承ください。

川越歴史博物館とゴールデンカムイ

受付を済ませると「1階は混み合っているので上の階からどうぞ」と勧められたので、早速2階へと進みました。2階は明治維新の軍帽等と幅広いジャンルが揃っている印象がありました。当時は丁度、TVアニメ「ゴールデンカムイ」

の放送が始まり展示品の時代設定が似ている事から川越歴史博物館も話題となっておりました。さらに刀剣ブームもあり賑わっておりました。

川越歴史博物館の写真

写真撮影の事を尋ねると「バンバン撮っていいよ」との事だったので、まずは「阿弥陀三尊像」をカメラに収めました。 ※鎌倉時代から南北朝時代のものであり

脇侍は勢至観音菩薩と観音菩薩は江戸時代の物とありました。 隣には江戸時代の「木造寄せ木羅漢像」が展示してありましたが、全体的に仏像は多くありませんでした。

川越歴史博物館の展示物

そのほかに埴輪などの遺跡や古墳からの出土品が並んでおり、思ったよりも幅広い文化遺産を拝見する事が出来ましたね〜。

川越歴史博物館は閉館

こちらは「将校サーベル」とあり、室町期・応永27年の備州長船の刀身を用いるとあります。時代劇などでしか見る機会がないのでここぞとばかりに拝見して来ました。

中には忍者が使用する忍具があり、撒きびし・くない・つぶて・棒手裏剣と割とメジャーな物から、忍小鎌・鉄毬と聞き慣れない武器も展示されておりました。

川越歴史博物館にある日本の甲冑

3階に上がると見どころを大きく感じる「日本の甲冑※約400年前」がズラリと並んでいたのでワクワクしてきました。程良いタイミングでスタッフの方の説明があったので、案内看板の他にも詳しい情報を知る事が出来ました。

川越歴史博物館を見学する

とても長い名前で「萌黄糸威胸赤連山道二枚胴具足:戦国時代」とあり、兜の吹返しには特徴的な「柊の葉」の形をしておりました。

川越歴史博物館の混雑具合

画像左側では途切れていますが、兜上部には「兎の造形」があり、頬当に威厳を感じる髭が印象的でした。※金箔置枺頭形兜

ガラスケース越しだったので上手く撮影出来ませんでしたが、独特な形状で黒光りする「銀箔押一の谷形兜※桃山時代」は大河ドラマ独眼竜政宗使用とありました。

川越歴史博物館はおすすめスポット

更に奥側にも実に興味深い物が飾っておりましたが少々暗くて困りましたね〜。写真に収めるにもブレてしまい…。手っ取り早くフラッシュを使うべきだったかも…。

川越歴史博物館は穴場スポット

階段の壁際にも展示物があり、下の階に降りる際にも1つ1つ見学して来ました。※端午の節句に使用したのぼり旗 江戸時代とあり。

川越歴史博物館に展示されている刀

こちらには気になる「勢州村正 ※室町時代」とあり、刀剣の鋒と茎の一部?だけが飾られていました。※鑑定小札と鑑定證あり

川越歴史博物館にある火縄銃

1階に戻って見ると先程の賑わいは無くなり、1人寂しく拝見していると背後から突然声を掛けられて「これ持ってみなっ」と本物の火縄銃を渡されました。 

昔は鎧を着ていたから紐(二か所で銃を支えるベルト)は無く肩に当てながら構えると壊れてしまうので、頬に当てながら構えると説明を受けて再度構え直すと…。

川越歴史博物館の館長さん

長い為か重心が定まらず、両腕にかなりの重さだけが伝わってきました。更に画像にある鉄製の兜をかぶり、あまりにも動きずらさに早々と観念しました。

館長さんは奥に向かい戻ってくると鞘から刀を抜き手渡してくれました。そこまでの古い物では無いと言っていましたが「切れるから気をつけて」と急にドキドキして来ました。
返すタイミングが分からず火縄銃(約5〜6kg)を持ちながら説明を聞いていたので、その重さに慣れてしまった為か刀を持つ時点では重いはずが軽いと思ってしまいました。

川越歴史博物館の十手

滅多に経験出来る事では無いので、実物を手にした事で歴史の重みを感じました。画像は昭和時代前期頃の十手と笛、右は明治から大正時代とありました。見切れているのは奉行所の刑法書。

穴場の川越歴史博物館

スポットとしては穴場だと感じる川越歴史博物館を見学できなくなってしまったのは残念で仕方がありません…。展示品をただ見るだけではなく、場合によっては実際に体験できる(混雑していると×)貴重な場所だったので何とも言い難いかも…。