ミニカーの塗装を落とし終わったので、次の作業中に偶然発見した方法になります。手順は特別な手法ではないので簡単ですが、あくまでも「鏡面仕上げ風」になります。腕は疲れますが磨くほどにピカピカになっていく姿にテンションアップ!
まずは道具の説明から、ダイソーで購入した「プラ柄ミニワイヤーブラシ3P」(全長約170mm、ブラシ部約40mm、真鍮・ステンレス・ナイロン)になります。
使用するのは金色の「真鍮ブラシ」になりますが、毛先が外側に折れ曲りボロボロになってしまいました…。
そこでホームセンターで買って来た「木柄の真鍮ブラシ3行」に変えた所、随分と使いやすく格段と耐久性はアップしました。値段は約150円と安いので最初からコチラをオススメします。
上記の2本とも毛先が同じに見えますが「前者は硬い」「後者は柔らかい」違いがあります。購入するときは実際に手で触って確かめると違いがはっきりと分かりますよ〜。
そのほかに「2倍」「3倍」と幅が広い物もあり、効率的に作業するならば「大サイズ」と思いますが…。ミニカーの裏側を磨く時には「小サイズ」ではければ使えないので「大・小」あると便利なのかもしれませんね〜。
剥離後(上の写真)、細かい溝などに残っている塗料を落とすために先ほどのブラシを使います。※平らな面にはマイナスドライバーで削り取る。また、力一杯では無く毛先が軽く当たる感じに!テレビを見ながら適当に一部分を磨いていると、
薄っすらと「くすみ」が無くなっているではありませんか!これはもしかしたらと、全体を磨き続けていると更に輝きが増してくる〜!初めての作業だったので「正しいのか?」「間違っているのか?」は分からずただただ成功する事を願う…。
30分ほど全体を磨きあげて、その後「ピカール金属みがき」を使って見ると更に光り方に変化が出て来ました〜!
このピカールも随分と昔から家に置いてあったなぁ…。現行品は蓋がプラスチック製、パッケージデザインも微妙に違いがありますね〜。
最後の最後に仕上げで、メガネ拭きに使われる「マイクロファイバークロス」で磨き剤を綺麗に拭き取ります。※作業中は手が真っ黒になるので「要軍手」。
どうでしょう〜か〜、この艶やかなダイキャストボディー!自分の顔で、どの程度写り込みをしているか確認すると「目や口はなんとなく判別出来る」くらいです。
思ったよりも傷だらけ…。拡大して見ると表面は「無数のブツブツ」だらけ…。元々、こんな感じ?かと思ったら違うことに気が付きました…。手で確認するとザラザラする感触は分かりませんでした。
別のミニカーで今度はジックリと観察しながら進めていると、この原因は「ブラシで傷がたくさん付いている」事でした…。
確かに考えて見れば、鏡面加工のセオリーは「粗い目から順番(粗→中→細)に磨いていく」事ですから、この方法では「中」の段階が無い気がするなぁ…。
今度は軽く磨き+水研ぎ!次は、1からやり直して見る事にしました。「真鍮ブラシ」は傷が付かない程度軽く、更に今度は水研ぎ「水を使いながら耐水ペーパー#1000番」で磨くと細かい無数の線傷で表面は白っぽくなる。またしても失敗かと思いきや…。
そして研磨剤で磨くと、上の写真のようにハッキリと写り込んでいる!まるで鏡のような段階までには出来ましたが…。※無数の線傷が消えて綺麗になりました。
今回も「中」を省いてしまった…。家にはちょうど良い大きさの紙ヤスリが無かったので…。しかし、これでも「極小の点々」「極細の線」は完全に消えていない状態です。
ん〜、これは順番通りに磨いていないから?とりあえず「#2000番」も買って来ましたが何かが違うような気がする…。その前に大きな問題があり…。
先ほどのように「平らな屋根の部分」は問題ありませんが、このようなミニカー両サイドはどうしても凹凸があるので「磨きムラ」が出来てしまう…。
このまま何時間、作業しても「手でヤスリがけ」するのには限界があると感じたので中断する事にしました〜。結局、完璧な「鏡面仕上げ」は諦めて、それなりに見える「鏡面っぽい」で現在は満足している状態です!
作業工程を簡単にまとめる
(1)くすみが無くなるようにブラシで磨く
(2)耐水ペーパーで更に磨き上げる
(3)ウエスにピカールを少量つけて磨く
(4)納得できない場合は2〜3を繰り返す
(5)仕上げにファイバークロスで拭き取る
完璧な鏡面では無く何となくで良ければ「2番目の工程を省いても構いません」現在は、お手軽に加工出来るので数多くのカスタムミニカーを量産する予定です!
順次ブログで紹介していきますが、各メーカー(トミカ・ホットウィール・マジョレット)によって輝き方に違いがあるようにも思えます。
最後に1つ、このままだと手で持った時に指紋が付いてしまうで「クリアー」を吹いた方が良いかもしれません?※今回の内容は参考になるか微妙となりました。