バンダイの30MMとしては初となる大型機体「プロヴェデル (type-REX 01)」をレビューいたします!数ヶ月前から発売日を楽しみに待っておりましたが、実際に組み立ててみると使用されている軸径などの変更点が
かなり多かったので組み換えるベースとするには今まで通りの感覚は通用しないと感じましたね〜。しかし、あるポイントを覚えれば工夫次第で何とか換装出来る事もあり、未知数ながらも新作キットに期待感はありました。
発売日 2023年 7月29日 価格/¥4,400
今回は素組みで完成した状態を紹介するのではなく、各ユニットごとのポイントを詳しく掲載したいと思います。共通点でもある3mm穴&Cタイプジョイントはあるので武器+装甲パーツを付け足す事は簡単でしたが
本体となる素体を大きく組み換えるには仕様が異なるので困りましたね〜。画像に表示している「6mmの軸径はポリキャップと同じ」なので頭に入れておく事!既存のエグザマクスと交換出来る箇所なので覚えておきましょう。
ヘッドユニットを接続する首ジョイントパーツのノーマルは4mmとなっており、プロヴェデルでは6mmだったので驚きましたね〜。早くも想定外の変更点だったので色々と考えていた事が出来なくなってしまったのは何とも…。
外箱の大きさにビビりながらもボディユニットを作り終わった段階で、思ったよりもパーツ数は少なく構造的にも簡単だと思いました。更にガンプラを作る感覚に似ているかも?以前の30MMでは各関節に換装可能な
構造が組み込まれているので今回は専用に近い骨格であり新鮮味はありながらも、これから組み換えて遊ぶ事を考えると問題点だらけで…。ちなみに完成品の全高はサイズは約200mm以上となっており規格外の大きさでした。
余談として最大で約230mmオーバーを確認いたしました。早くも「プロヴェデルのバリエーション」が発売になるのではないかとソワソワしております。ナンバリングはtype-REX 01なので次もレックス?の02と言う事?
次にアームユニットの接続には「8mmのボールジョイント」となっており、レッグユニットの「差し込み口は5mm」となり長さもあるので全くの別物と考えても良いのかもしれませんね〜。何もかもがデカ過ぎる!
軸径の形状は円形だけでは無いのでとにかく困る!新機体には長方形もあります。
共通のバックパック穴は健在となっており、パーツを開閉する事によって新たな差し込み口が隠れておりました。使い道としては「REX形態」の変形時となっており、わざわざ蓋付きの仕様とは何ともこだわりを感じました!
前々から気になっていたのは各エグザマクスの「搭乗形態はどうなっているのか?」です。通常のロボット形態ではスペース的にも余裕がないので考えておりましたが、画像のように腹部ユニットが上部に展開し伸びる
仕組みだったのでようやくモヤモヤが綺麗に無くなりましたね〜。強度は抜群ながらも伸び縮みする際には構造を理解して展開しましょう。可動域としては硬く数段階に調整できると言った感じとなっております。
胸部ユニットにはフェイス部分を隠せるカバー付きです。一体感が何とも素晴らしい!
更に裏側にはクリアパーツのバイザーが可動式となっており、こちらは本体に直接では無くCタイプジョイントを連結し動かせる仕組みでした。両脇にある装甲パーツも可動いたしますが扱い方には要注意かもしれません。
破損する心配は低いと思われますが本体を持ったりする際に展開している状態だと、場合によっては触れてしまいパーツが外れてしまう事がありました。些細な事かもしれませんが、後から後悔しないようにと書きました。
高さは確保出来たものの、これだけではライドオンする事は不可!こちらのシート&ステップパーツ付きのユニットを追加する事で可能です。3mm凸があるので固定する事が出来て更にスライドさせて前後の位置の調整が可能。
グリップパーツは前後左右に調整可能であり、部分的にユニットを外してからセッティング→再度組み込んで完了となっております。手間かもしれませんが慣れてしまうとパパッと終わってしまうので遊びやすいかもなぁ〜。
意外と背面部分にはスペースが余っておりました。あるパーツを付け忘れていた…。
標準機体には別のバックパックが付属されており、マルチジョイント一式とワニスチューブを組み合わせながらプロヴェデル本体とケーブルを繋ぐ訳ですが…。何とも扱い難いと言いますか、作り終わってから取り外す時に
抜けてしまい作り直す手間を考えると面倒だと感じるので…。何度もリード線にチューブを差し込んでいると先がほつれて筒状パーツに通すのがだんだん難しくなってしまう。接続先の3mm凸を緩めに加工するのも手段かぁ…。
腰部ユニットの両者は5mm凸凹となっており、前後に接続するユニットの形状は長方形となっております。ここまでの規格が全体的に変わってしまうと…。軸を強化する為かもしれませんが、種類が多いので困ったものです。
肩アーマーの取り付けパーツもデカい!懸念していた差し込みによる外し加減については割とスムーズだったので、交換する際には安心したと言いますか折れてしまう事は少なさそうですかね〜。※スポッと抜ける感じです。
腕ユニットおよび脚ユニットの関節部分については以前のようにCタイプ接続ではありません。凹パーツを左右から凸を挟み込んでいるので部分的に交換するには難しいかも。戸惑うことばかりで先行きが見通せない…。
ハンドパーツは2種類が付属されており平手は真ん中のみ動かせます。肝心の武器持ち手については何とも微妙かもしれません…。大半のビームライルには対応しておらず、3mm系の棒状グリップしか対応していなかったので…。
真っ直ぐに伸ばすのでは無く逆関節のように曲がっているのが標準となっております。
足首は上下に可動となっており、左右に動かすには前後が連動している指パーツで調整をいたしますので要注意かもしれません。それにしてもどこかしらが浮いてしまうので意外と本体はグラついていると思いましたね〜。
これまでの事を踏まえると標準の素体に手脚ユニットを組み込む事が出来ますよ〜。脚についてはポリキャップを追加するだけとなっておりますが、腕だけはマクシオン軍系の差し込み部分と交換する事で可能となります。
恐竜型のREX形態については思ってたんと違うかも…。作り変えて自分好みのフォルムを模索するしかありませんね〜。 ポージングだけでは補えないので、大きな改良が望ましいかもしれませんが課題は山積みです。
尻尾ユニットの中継パーツは6点となっておりますが1点は予備との扱いとなっておりました。縦横の向きによって多少は曲がり具合に違いがあったので、場合によっては取説通りでは無くアレンジしてみましょう!
さて、プロヴェデル特有の前方部に出っ張ったフォルムが気になったので、スマートに見えるようにと手を加えてみましたが…。途中までは上手くいったものの、武装を強化するには既存の30MMパーツでは小さいので…。
たんまりとウェポン関連のキットは所有しておりますが、本体が大きいのでアンバランスと言いますか似合うと思える組み合わせは見つかりませんでしたね〜。現時点では来月発売の新商品に期待するしかありません。
意外と裏側は拡張性が少ないかも、いつものテクニックは通用しませんでした。
作り方については胸部の前方部パーツ「3mm凸凹を利用して折り曲げる」となっておりますが一度、分解する必要があるので十分に考量してください。かなりガッチリとハマっているので場合によっては折れてしまう事が…。
30MMでは忘れ去られてしまったシールが久しぶりに付属されていました!コーション及びマーキングシールについては馴染みのない方が大半(一部はキャンペーンの配布品)かもしれませんが、透明な余白があるので
実際に貼ってみると見方によっては浮いて見えるかもしれません。勿体無いからとは言わずに積極的に使用して情報量を増やし完成度をアップさせましょう!下部には余白がない白&黄色線があるので自由度は高いです!
最後にプロヴェデル用にと事前にバンダイのアクションベース4(取説には対応しているとの表記あり)を購入し準備をしていましたが、支えなくても自立していたので様子見となりそうですかね〜。※安定性は格段にアップ
柱の向きが逆に見えるかもしれませんが尻尾パーツを避けるには仕方がありません。台座は3枚となっておりますが問題なし!新機体のプロヴェデルでは作りたいモチーフがたくさんあるので何度も遊び倒したいと思います!
追記となりますが「四足歩行型」として作り変えてみましたよ〜。本体は仮組みながらも最大火力の表現としては個人的にも満足しております!こちらを元に更なる改良を加えがらコツコツと仕上げております。
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