東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」は風情を感じる昭和レトロな街並みを撮影できるスポットとして有名であり、楽しみ方としては古い物および写真好きにとってはたまらない野外博物館だと思いました!中でも見どころとしてジブリ映画の
千と千尋の神隠しの世界観に似た建物&景色が多数あるので老若男女楽しめる場所だと感じましたね〜。個人的なアクセス手段としては最寄り駅となる「西武新宿線 花小金井駅/南口」から徒歩で約30分かけてのんびりと向かう事にしました。
気になる観覧料(入園料)は一般で400円となっており開園時間が4月から9月:午前9時30分~午後5時30分で、10月から3月:午前9時30分~午後4時30分となります。※入園は閉園時刻の30分前まで。そして休園日は毎週月曜日と年末年始です。
早速、江戸東京たてもの園の園内マップが掲載されている冊子をいただき、事前に見て回るルートは計画していたのでパパッと目を通し写真撮影&散策の開始です!その前に平日に訪れましたが混雑具合は感じられず普通と言った感じでした。
また、所要時間については約3時間弱となっており個人的には写真に収めるのが目的だった事もあり、ちょっとした観光目的ならば更に少ない滞在時間になるかと思われます。
建造物によっては建物内に上がって観覧出来るとなっておりましたが、場合によっては数人程度でも混み合っていると感じたので少しだけ待つか時間をズラして見学する事をおすすめいたします。※修繕工事中の建物もあり入れない事もありました。
こちらの画像は「C3 高橋是清邸の2階:1902年/明治35年」となっており、何とも特徴的な窓枠が気になりました。遅れましたが江戸東京たてもの園は大きく分けて3つにエリアとなっており、見学としてはセンターゾーン、東ゾーン、西ゾーンの順番で拝見しました。
何ともメルヘンちっくな屋根のある建物は「26番 上野消防署 (旧下谷消防署) 望楼上部:1925年/大正14年」となっており、見慣れないデザインに新鮮味がありましたね〜。
こちらは「E8 万世橋交番:建築年代明治後期(推定)」の中からシャッターを切ってみましたが天候的にも晴天であり、更に照明が付いていたとしても暗いので露出補正が難しい…。
鮮やかな黄色が際立っていた「28番 都電7500形:製造年1962年/昭和37年」はちょっとした停留所も再現されておりました。古い乗り物はこの他にも展示されておりました。
中に入る事も可能だったのでカメラを構えて…。撮る以前に天井からぶら下がる扇風機や板張りの床に興味津々となりましたね〜。あまりにも古過ぎて何もかもが魅力的でした!
江戸東京たてもの園の中でも一際多くの賑わいを感じたのは「東ゾーン」となっており、看板建築と呼ばれるタイルや銅板で外観を装飾したデザインは心惹かれる事となりましたね〜。とは言うものの、引きではなく寄ってばかりだったので構図的には…。
全体的にスマホで自撮りしている方々よりも「本格的なデジタル一眼レフにて撮影している方々が圧倒的に多かった」のは意外でした。1階部分の復元した店舗内に立ち入る事が可能でしたが、ほとんど2階部分の立ち入りは禁止となっておりました。
こちらは「E11 村上精華堂:1928年/昭和3年」となっており、小間物屋(化粧品屋)との説明が書かれておりました。正面入口だけではなく裏手となる土間部分も拝見可能でした。
使い方の分からない道具類が並んでいる「 E10 丸二商店(荒物屋):昭和初期」は長い間止まりながら何に使われるのかを考えて…。結局、何も分からずにモヤモヤだけが残り…。
何の変哲もない亀の子束子とわらじも十分に存在感があると思いました。レトロ感満載の雰囲気を堪能したい所でしたが、まだ半分も回り切れていないので足早に移動しました。
決して広いとは言えませんが路地も再現されており、古い時代にタイムスリップしたかのような感覚がありました。時期的に寒かったので日陰で長時間拝見するには厳しかった…。
所々には本物の?ホーロー看板があり、更に下見板張りの壁面がたまりません!普通に人が住んでいる生活感と雰囲気が伝わって来たので再現度はかなり高いかもしれませんね〜。
順光ではなかったので写り具合が心配でしたが、思ったよりも違和感なく写っていたので逆に暗い状況の方が良いのかも。渋みのある木の表情が強く現れている1枚となりました。
変わりましてこちらは木造3階建ての「E13 大和屋本店(乾物屋):1928年/昭和3年)」となっており、後付けと言いますか外付けされている小さな売り場が気になりました。
中身はありませんでしたが規則正しく並んだ空き瓶(リボンシトロン)を写真に収める!瓶詰めのブルドックソース(白色の包み紙で覆われている)も複数飾られておりました。
店舗部分は西洋を強く感じながらも古き良き時代の日本も感じられる「E7 花市生花店:1927年/昭和2年」は不思議な感覚がありましたね〜。和洋折衷と言いますか何とも…。
お洒落なタイル張りの壁面+格子天井張りからの奥側に見える居間のスペースは純和風だったので斬新な組み合わせだと思いましたね〜。※店内は昭和30年代の花屋を再現とあり
こちらの「E6 武居三省堂(文具店):1927年/昭和2年」は、千と千尋の神隠しに登場するボイラー室(釜爺が働いている場所)とよく似ている空間が広がっておりました!こちらの面には商品が並んでいる棚となっておりましたが、逆側には複数の引き出しが並ぶ
見覚えのあるワンシーンが思い浮かぶ事となりましたね〜。残念ながらとても薄暗い空間だったので写り具合は微妙となってしまいましたが…。ISO感度を上げてもブレてしまう!
古い自転車が気になってしまった「E14 万徳旅館:江戸時代末期~明治時代初期※室内は旅館として営業していた1950年(昭和25)頃の様子を復元とあり」では、長屋のような細長い建物を通り抜けて井戸のある庭奥まで見学することが可能でした。
古さを感じさせるパッケージも見た事が無かったのでシャッターを切る!あまりにも状態がよかったので当時のモノではなく再現されているとは思いましたが勉強になりましたね〜。
E2 小寺醤油店:1933年/昭和8年、当時のお味噌は量り売りされていたのでしょうか?レトロなポスターやボタンがたくさん付いているレジなど意外と見所は多かったと思います。
存在感のある昔のサントリーロゴは鉄製?で小さいものではなく、かなり大きなサイズだったので宣伝用に配られていたのかも?ちょっとした物でも気になって仕方がありません。
E5 仕立屋:1879年/明治12年、集中力がなくなってしまいペース配分を大きく間違ってしまった模様…。江戸東京たてもの園全てを拝見するには短時間でパパッと巡りましょう!
この時点では既に2時間以上が経過しており、今後は急足となってしまい何とも言い難いと思った事もあり…。余裕があれば2周ほどする予定でしたが1周するのが限界となりました。
E3 鍵屋(居酒屋):1856年/安政3年/旧武蔵野郷土館収集 ※建物と店内は1970年(昭和45)頃の姿に復元、カウンター席となっており妙に落ち着く雰囲気が漂っておりました!
E12 川野商店(和傘問屋):1926年/大正15年 ※内部は1930年(昭和5)頃の和傘問屋の店先の様子を再現、時代劇などでよく見かける小道具の番傘が展示されておりました。
向かい側にある広場にはフォトジェニックに使える土管が置かれており、考え方次第では意外と重要なアイテムかもしれません?学生さんのグループが利用しているのを見かけました。
ようやく辿り着いた「E4 子宝湯:1929年/昭和4年」は、少なからず油屋っぽく感じられるかもしれませんね〜。タイミングが良かったので誰もおらず何とも嬉しい貸切状態だったものの、更に疲れとお腹が空いてしまい何とも言い難い状態になってしまい…。
天井がビックリするくらい高く広々とした印象がありました。しかし、ここまで物静かだと妙な違和感がありながらも西日が差し込む雰囲気は何とも味わい深いと思いましたね〜。
子供の頃に行った銭湯の事を急に思い出す事になりました。とは言うものの友達同士で湯に浸かりに行くとのではなく遊びに行く感覚でしたが何ともノスタルジックな気持ちに…。
富士山が描かれた壁面に感動しつつ、そろそろ江戸東京たてもの園は終盤に近いので気合を入れ直して望む事にしました。やはり閉園時間に近づくにつれて館内は空いて来ました。
スタート地点の出入り口まで戻り最後は西ゾーンを見学する流れとなりました。W4 吉野家(農家)となっており江戸時代の古民家まで展示されているとは思いもよりませんでした。
W10 デ・ラランデ邸:1910年(明治43)ころとなっており、ワンパターンになってしまったのであえてカーテンを収めてみましたが…。正直に外観や部屋を撮影するべきでした…。
W2 三井八郎右衞門邸:主屋:1952年(昭和27)土蔵:1874年(明治7)、2階に上がり襖?のような引き戸には孔雀が描かれておりました。※戦後港区に移築されたものとあり
こちらではボランティアの方に色々と説明をしてもらったもののあまり覚えていない…。確か意味があるからシャッターを切ったわけですが何とも言い難い…。※画像は丸い障子窓
W1 常盤台写真場:1937年(昭和12)健康住宅地として開発された郊外住宅地常盤台に建てられた写真館とありました。大きな天窓が設置されており照明効果が高いと思いました。
W6 前川國男邸:1942年(昭和17)では、あまり古さを感じず現代的なイメージがありましたね〜。最後は流す程度となってしまいましたが何とか終了となるかと思いきや…。
ジブリの世界観にぴったりなボンネットバスを発見したので最後に撮り納めとして時間をかける事に決めました。上部にある行き先表示板には「四七 上野廣小路」と書かれておりました。とにかく車体が大きいので圧倒されましたね〜。80.167はナンバープレート?
どうやら実際に走る事が可能?気になるメーカーについては「いすず」となっており、ボディを繋ぐためにリベットで固定されている凸凹の面が何ともたまりませんでしたね〜。
この他にも数多くの屋外展示物(庚申塔・石灯篭・午砲 ・郵便差出箱 ※パンフレットには29番までのナンバリングあり)などやカフェ&レストランがあり、まだまだ見どころは多く残っていると感じたので再訪問したい博物館の1つとなりましたね〜。