とあるブロガーさんが紹介していたので、試しに「セリアの背景ボード」なる物を買って来ました。手が出しやすい100均一商品なのでコストパホーマンスに優れていますが、そう簡単には上手く撮影出来ないと思われるので方法及びコツを紹介します!
大きな店舗のセリアでは品切れの為?見つける事が出来なかったので、別店舗にてウロウロと探し回っているとようやく発見しました!売り場はリメイクシートやOSBボートなど並んでいるDIYコーナーの一角となります。
種類は全部で4種類、青空と星空の雲・洋室と和室の部屋・江戸と現代の街並み・屋内・屋外のステージとなります。セット内容は「壁面/高さ200×横450mm」と「床面200×250mm」の2点となります。材質はやや硬い厚紙でした。
大きいとは言えないのでご注意
購入前から分かっていましたが、ビッグサイズのアメトイフィギュアには対応しませんでした…。しかし、全体を写真に収める事は難しいと言うだけで、
使い方によっては撮影する事が可能なので使い道あり!※フィギュアの大きさは約185mm
部分的ならば問題なくファインダーに収まるので、魅せたい箇所限定にするのも良いかもしれません!
逆に全体像が収まっても壁面と床面の繋ぎ合わせが、不自然に見える事もあるので工夫は少なからず必要だと思いました。
この他に必要なものはレフ板
部屋の照明は吊り下げタイプのペンダントライトのみ、背景ボードの設置場所は真下ではなく右下の位置となります。
画像左では被写体の左側しか光が当たっていないので、レフ板を右側に配置して暗くなった部分を明るくしました。
造形によっては下側だったり真横だったりと配置は毎回異なります。※レフ板は市販の物では無く、カラーボード等にアルミホイルを貼り付けての代用品で可。
以前から使用している自作の撮影ブースと同じ環境(部屋を暗くしてデスクライトのみ使用)を再現してみると…。
やはり、左右と下側から反射する光が無くなった為に大失敗となりました。※ホワイトバランスを合わせ忘れてしまった。
補足として掲載している画像は、編集ソフトで輪郭をシャープ・明るさの調整・コントラスト高などを調整しています。
全てを完全に合わせるには時間が掛かるので、おおよその写り具合で納得し後から編集するのが楽だと思います。
カメラ設定は意外と複雑です
デジタル一眼レフカメラを三脚に固定したら、こちらでは「背景をぼかす」為にフィギュアを手前に配置して背景との距離を大きくとります。あまりカメラと被写体との距離が近過ぎるとピントが合わないのでほどほどにしましょう。
設定はシャッター速度優先のSモード、画像左側は「1.6”秒:露出補正+0.3」では早いので背景に描かれている風景はボンヤリとなります。更に右側では「5.0”秒:露出補正+0.3」と遅いのでかなり微妙ですがややハッキリと写っています。
あくまでも一例の設定であり基本的には露出補正で明るさを調整しますが、それでも調整しきれない場合はシャッタースピードも組み合わせて…。後者まで設定すると今度はピントが合う範囲も変わってしまうので慣れが絶対不可欠となります。
先程まで懸命にボカしながら撮影しましたが今回は特に必要ない事に気がつきました。元々、ハッキリと描かれていないので背景と被写体を近づけて
「プログラムオート」でも問題ないかと思われます。風景が主張しないようにあえてボカし、主役となるフィギュアが際立つように考えていたのでこのような紹介となりました。
もちろんミニカーもOK?
とりあえず、問題ないように感じましたが妙な違和感だけがずっと残りました。前輪だけにピントが一致し、
後輪部分は合っていない事は理解していますが全体的なバランスと言いますか何かが足りない様なので見直しが必要だと思っていたら…。
被写体と風景との組み合わせが悪い事を発見しました!こちらでは黒髪と背景の暗い部分が重なり同化しており、更に芝生+野外ステージと女帝と
の雰囲気がミスマッチしているので違和感だらけとなりました。先ほどのミニカーもイメージと言いますか雰囲気が合っていなのが大きな問題点だと思いました。
ディスプレイの背景としても使える
昔の食玩ならば2段、小さなワーコレは3段くらい飾れる範囲だと思います。思ったよりも買いだと感じたので異なる種類を追加で購入する事に決めました!
最後にボードの表面は艶消しに近いので撮影時では相性が良いと思います。反対に艶ありの場合はレフ板等で反射した部分が白く写ってしまう事があります。