岩殿観音の大イチョウは埼玉県の穴場的な紅葉撮影スポットでした。

2024/12/12

雑記

岩殿観音の大イチョウ

埼玉県東松山市にある「岩殿観音 正法寺 ※坂東十番/霊場」は穴場だと感じる紅葉の撮影スポットだと思いました。境内全体としては物足りないかもしれませんが、推定樹齢700年を越える「大イチョウ/大銀杏」は別格となっており以前、訪れた際の写真を紹介いたします。

公式サイトによりますと見頃は11月下旬から12月となっており、この時期には夜間のライトアップも行われておりました。撮影に訪れたのは数年前の12月上旬でありタイミングとしては絶妙で大イチョウの周辺には黄色い落ち葉が広がり…。生憎の曇り空だったのが何とも…

岩室観音の紅葉

岩殿観音の駐車場は2箇所となっており県道343号/岩殿岩井線沿いと、参道となる門前町(屋号も再現されておりました)の通りを真っ直ぐ進み階段と突き当たる左手となります。それなりの階段を上がる事になるので展望としても風景を楽しむ事が出来ましたね〜。

岩室観音の仁王門

上がりきる前には立派な仁王門があり残念ながらガラスで覆われておりましたが迫力のある仁王像を写真に収める事が出来ました。実に魅力的な被写体ながらも大半は網などで隠れて

岩室観音の仁王像

しまうので普通にカメラを構えるだけでは困難となっておりますが…。今回は下部にあるちょっとした隙間から何とか収める事が出来ました。後者の場合は接写する事で撮る事も可能

岩殿観音 正法寺の画像

厳かな雰囲気を感じながらまずは境内を拝見する事にしました。観光客の方は割と少ないと感じましたが、入れ替わりで訪れている事もあり流石に貸切状態とはなりませんでした。

埼玉県東松山市にある岩殿観音

観音堂にあった趣のあるおみくじの自動販売機?もシャッターを切る。建物としてはこの他に絵馬堂・薬師堂・百地蔵堂・鐘楼(木々がなく遠くまで景色を見渡せる)などがあります

岩殿観音 正法寺を撮影する

木像の「おびんずる様」も意外な存在感がありました。今ではすっかりと熱が冷めてしまいましたが、以前は神社仏閣巡りにはまっており毎週のように出掛けておりましたが…。とある時期から外出するのが何とも言い難いと感じたタイミングでぱたっと辞めてしまいました

岩殿観音の狛犬

比較的、お寺には狛犬が奉納されている事が少ないので忘れずにシャッターを切りました。こちらも同様に熱中しながら写真に収めていた時期がありました。何気無くカメラを構えるのではなく背景にもこだわっております。この時期ならではの紅葉を写り込ませております。

岩殿観音 正法寺の百観音

更に岩殿観音 正法寺には岩壁に佇む圧巻の石仏群も見所となっておりましたが、崩れる危険性があることから数メートル手前で立ち入り禁止エリアとなっておりました。出来れば間近で拝見したい所でしたが何とも言い難いかもしれません。ちなみに境内にある案内看板には
四国八十八ヶ所石仏と紹介されており、公式サイトでは「百観音(西国、坂東、秩父札所)」とありました。やはり遠くから離れた場所からではよく確認する事が出来ませんでしたね〜。上の画像のように一面ではなく低い位置で規則正しく横並びとなっておりました。

岩殿観音の石仏群

部分的に朱色で彩色されている事は確認出来ましたが種類までは特定できませんでした。千手観音・阿弥陀如来・薬師如来。刻まれている文字も所々がかすれて読む事が出来ず…。

埼玉県東松山市の紅葉スポット

前書きが長くなってしまいましたが本題となる岩殿観音の大イチョウは紅葉のピークとなっており、上部は少しだけ緑色の状態でしたが気になる程ではありませんでした。更に銀杏の実は落ちておらずおそらく雄木なのかもしれません。しかし、部分的に坂道となっている

岩殿観音の紅葉を写真に収める

ので、油分が多い落ち葉が思ったよりも滑りやすいので気をつけましょう。撮影に集中していたので何度かズルッと焦ってしまったので…。余談として当日は数人ながらもデジタル一眼レフを持った方々も訪れており、それなりの紅葉スポットだと感じる事となりましたね〜

岩殿観音の紅葉写真

高さがあるので全体を構図として考えるのではなく部分的な寄りにて写真に収める事に決めました。幹周りの太さも魅力的でしたが複雑に絡まりあう根元もうまく写り込ませながら

埼玉県の穴場的な紅葉スポット

更に背景にも橙色が映えるようにと考えてみましたが…。黒く潰れてしまったり色が飛んでしまったりと思い通りの1枚とはいきませんでしたね〜。逆に晴れ間だと白飛びが激しくなるかもしれません?天候や時間帯によって写り具合は大きく変わってしまうので何とも言い難い

埼玉県東松山市の大イチョウ

トップページに掲載している画像は、天水受け(水瓶)の水面を活用した水鏡となっておりますが、たまたま雨が降って溜まっていたと思われるので普段からなみなみとあるとは限らないので…。更に色々と写り込んでしまうので創意工夫が必要だと言わざるを得ませんでした

何度も角度等を変えて挑戦してみましたが微妙となってしまいある程度の段階で諦める流れとなりました。時間的にもあまり余裕がなかったので…。※数パターンにて切り上げる。

岩殿観音を拝見する

埼玉県内でも最大級のイチョウと言う事で実に興味深い穴場スポットとなっておりましたが、もう少しだけ時間を掛けたかったのが本音となります。移動距離を考えると何とも…

岩殿観音にある駐車場

紅葉だけでなくお寺の雰囲気に興味があるならばおすすめな場所だと感じており、深い山間部ではありませんがそれなりの空気感を味わう事が出来たのでリフレッシュも可能でした。

埼玉県東松山市の庚申塔/青面金剛

見応えのある大イチョウの紅葉を知るきっかけとなったのは石仏に興味があったからであり、近くにある「弁天沼/鳴かずの池」にも立ち寄って来ました。庚申塔には浮き彫りの青面金剛(典型的な六臂)となっており造られた時期については元禄十三/1700年となります。

埼玉県東松山市の石仏/閻魔大王

並びには「閻魔大王/丸彫り」も配されており、数的には少ないものの何基ほど発見する事がありました。それなりの数は写真に収めているのでほんの少しだけ知識はあると思っておりますが…。以前は別ブログでも紹介しておりましたが消してしまったので何とも言い難い!

埼玉県東松山市の見返り地蔵

最後は何とも珍しい「見返り地蔵」となります。大半のお地蔵様は正面を向いておりますが、こちらでは横を向いているので拝見する価値は十分にあると思いました。歴史に興味があるのではなく彫刻作品のような意味合いが好きになったと言いますか何とも…。一時期は

図書館で調べるくらい熱中しておりましたが、自分で知りたい情報はあまり得られなかったので実際に見に行ったほうが早いと…。随分と話が逸れてしまいましたが、ひょんなことから紅葉の撮影スポットと出会えたので有名な場所だけではない事を知る機会となりました。