今回、紹介するガンプラを筆塗りで塗装する方法は、一般的に掲載されている内容とは少々、異なり独自のテクニックとなっているのでご了承ください。仕上がりについては良くもなく悪くもないと言った感じであり、やはり長所と短所があるので何とも言えませんが…。しかし、気軽であり簡単なのでおすすめかも?
完成作品についてはご覧の通り、明るい配色が特徴的のダイバーナミをシックな色合いで塗ってみました!※素組みについては2020年12月19日の投稿掲載にあり。
遠からず近からずイメージ通りに仕上がっているので気に入っていますが、ようやく単調なベタ塗りを覚えたばかりなので完成度が高いとは言えませんね〜。
まずは道具の説明から、使用している筆は安価な「タミヤモデリングブラシ面相筆/短」が基本となっており、平筆/no.0も購入しましたが前者の方が扱い易いかも。
塗る面積の問題かもしれませんが、筆先が小さくても広範囲に対応可能であり奥まった箇所にも便利だったので1本用意すれば問題ありませんよ〜。
続きまして塗料についてですが今の所「タミヤカラーのアクリル塗料ミニ」を使用しています。特にこだわりがあると言う事でなく扱い易いからと言った感じです。
気になる臭いも少なく何と言っても「水で筆に付いた塗料を洗い流せる」ので後片付けが楽な事です!色についてはミリタリカラーが特に豊富だと思いました。
一般的に言える事になりますが暗い黒色は隠蔽力が強く、明るい白色では隠蔽力は弱いので塗り重ねる回数が大きく異なります。初心者には前者が簡単かもしれません。
この他の道具については本格的に始めた訳ではないので「自作した塗装ベースと手持ち棒」の数を増やして使っています。※2017年9月15日の投稿掲載にあり。
ここからが本題となりますが「塗料を希釈して塗料を薄く何度も重ねて塗る事」と言うのが一般的に紹介されいる方法だと思われます。
しかし、自己流のやり方では「希釈はせずに塗料をいっぺんにたっぷりと塗る」手段となっています!偶然に発見したと言いますか、性格的にせっかちなので…。
上の画像に掲載してるのは塗った直後であり、あまりにも厚塗り状態なのでモールドによっては塗料で埋もれて見えますが問題ありませんよ〜。
こちらは約10分後の状態であり不思議とモールドがハッキリと見える様になります。おそらく溶剤が揮発した為?理由については良くわかりませんが…。
今回は全て「つや消し塗装」となっているので、時間の経過とともに表面が乾いて徐々につけ消しへと変化しています。筆の運び方についてですが
いくらたっぷりとは言え、部分的に塗料がたまってしまい垂れてしまうのは大問題!塗料を伸ばせられる量ならば厚さを均一にして整えましょう。
一定方向に塗ると言う訳でもなく、コツとしては「筆が引っ掛からずにスムーズに運べる量の塗料を一定に保つ」事です。ん〜、何とも説明するのが難しい…。
部分的に塗って筆が引っ掛かる様であれば、塗料を付けてまた塗り始めると言った感じで…。こちらのパーツでは5回ほどくらいだった様な気がします…。
ちなみに下地は無しの成形色に直塗りです。あれだけの厚塗りでも良く見ると塗れていない箇所が多いのでポイントとして「必ず2回以上重ね塗り」する事です!
何とも不思議で肉眼では全く分からないんですね〜。写真に収める事でようやく確認できるレベルなので…。※こちらの画像は約30分後の表面になります。
今の時期では気温が低く寒いので乾燥するのにやや時間がかかりますが、数ヶ月前の暖かい時期では早く自分の場合は半乾きの状態で塗り重ねています。
筆ムラがほぼなく綺麗に塗れていますが、、問題点としては何故か部分的に「つやムラ」がある事です。更に乾いた表面を何度も触れてしまうと半つや状態に…。
ここからはカラーガイドとなっております。パイロット用ノーマルスーツについては深緑色「XF-74オリーブドラブ60%+XF-49カーキ40%」と正確な比率は不明…。
少ない状態から継ぎ足しているので何とも…。ワンポイントとなる土色は「XF49-カーキ100%」となっており、黒色は「ブラック+ダークグレイ」となっています。
コンプレッサーランドセルとスプレーガンなどは「XF-24ダークグレイ100%」となっており、肌部分のみ無塗装なので少しだけ楽に完成させる事が出来ました。
最大の難関となったのが美少女キャラクターの王道でもあるピンク色の髪の毛塗装となりました。結果的には大成功となりましたが色々と勉強になりました。
まずは「タミヤカラーのX-17ピンク」がベースとなりますが、ほんの少しだけダークグレイを10滴を加えて暗い印象を試してみました。※画像は完成形です
色白の肌との差を明確にするためとは言え、この段階では妙に白っぽく感じていました。こちらは「ツヤあり」となっているので更に加えなければ完成しません!
つや消しにするには「X-21フラットベース」を混ぜて使う訳ですがラベルには、塗料に対して30%くらいでつや消し・10%くらいで半つや消しとありました。
おそらく20%くらいは足したと思いますが、この状態では半ツヤくらいだった感じが…。更に足そうにも瓶は一杯になっているのでスペアボトルに移し変えて
約10%くらい?でようやく完成させる事が出来ましたが…。更に赤味「XF-7フラッドレッドを20滴」加える事で品のある綺麗な桜色が出来上がりました!
何度か試し塗りをしているので全部で4回塗り重ねる事となりました。最初の1回目ではエッジ部分に色が乗りませんが2回目では問題なく塗れていました。
補足としてはスポイトはダイソー製(8本入り/書道用/理化学用/工業用)で代用し、爪楊枝とランナーの切れ端で混ぜる棒(攪拌棒)として使っています。
フラットクリアー等の瓶は似ている色トラベルなので注意しましょう!右側にある塗料は間違えて購入したのではなく試してみたい事があるので買ってみました。
使ってみたものの使い方と言うか結果が得られていないので保留となっています。何も紹介しないまま没となってしまう可能性がありそうな気がするなぁ…。
もちろん塗り分けは可能となっていますが…。マスキングテープとの境目は特に注意して薄めに塗りましょう!これでも厚みで段差となってしまうので何とも…。
上手に見えてもマスキング技術がかなり低いので、テープ側から滲んでしまい後から筆塗りで修正しています。こちらについては更なる努力が必要だと感じています。
今更ですが大きな問題点としては「塗膜が弱いので簡単に塗料が剥がれてしまう」事です。特に関節部分については動かす度に削り取れてしまう…。
こちらについては「いくら丁寧に下地処理しても剥がれてしまう」との事なので、事前に削ったりとクリアランス処理が必要だと言う事でした。
たいして触れていない部分でもいつの間にかポツっと剥がれているので、部分的なタッチアップは何度か必要となっているので意外と面倒かもしれません。
オリジナルのカラーリングをイメージするには難解過ぎるかもしれません!違う色とを混ぜ合わせて新しく作るには「絵具などを扱う感覚とは少々異なる」との事でした。
何となく明るく&暗くする為(色調)に必要な色の適量は理解出来ましたが、色相となると全く分からずに思い通りの色を作る事が出来ませんでした。
出番の無くなったガンプラで毎回の様に試し塗りはしていますが、不必要なランナーや平らな面に塗っただけで確認するには問題点が見つかりました。
必ずしも明るい面だけではなく暗く影となる部分もあるので、後者を考量すると2割増しくらいの濃淡の差が必要だと感じる様になりました。
話は変わりまして「塗膜が強いラッカー」が気になっています。こちらは以前購入した「Mr.HOBBYのミスターカラー」となっており、
どのメーカー(塗料の種類)をメインに使用するか迷走している時期でもありました。今回、紹介している方法でも塗る事は可能ですが…。
タミヤカラーのアクリルとは異なり、かなり筆の運びが鈍く何度も引っかかってしまう感覚があったので扱い難いと思っていたら嬉しい解決策があり!
サイトには「塗りづらい場合には塗料の粘度に合わせ、適宜少量ずつうすめ液を加えてください※筆塗りの場合は塗料1に対してうすめ液0~0.5」と書かれていたので
早速、加えて良くかき混ぜてから塗ってみると「ブツブツと増える無数の気泡」問題に直面し悩んでいたので諦めていましたが…。
つい最近、使用してみると泡の量が激減し塗料が馴染んで来たのかも?随分と塗りやすくなったので今後はメインになっているのかもしれません!
最後はおまけとなっており、バンダイのオリジナルロボットプラモデルシリーズ「30 MINUTES MISSIONS」で武装させてみました!※パチ組み
こちらでも全塗装する事(関節を除く)を考えていますが、やはりパーツの組み換えが主軸となっているので出来れば頑丈な塗膜が欲しいと感じています。
依然、練習中と言いますか発展途上と考えているのでやりたい事が沢山あります。何事もセオリー通りとはいかないので自分にあった方法を模索するしかないと思っています。
僅かながらも前進した感じがありますが、流石に次から次へと作品を紹介出来る余裕は無いので少しづつ進めながら掲載する事を考えています。次回は定番のガンダムを予定!
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